書くことにした2(桜の頃から)

桜の頃から


桜の咲く校庭で君を見つけた
それはクラス替えの2年の時
集合写真のそでで肩に花びらのせて


教室で 窓側の左3つ前に君はいる
光を受けて 僕の瞳に焼きついた
それから 時間は止まった


 恋は静かにやって来て景色を変える
 柔らかな風に舞うように
 小さなときめきと僅かなざわめきに
 心が動く



季節が暑い日差しを運んでくる
そのグランドに汗だくの僕がいて
木陰の君の瞳は涼しくて 


手を振る代わりに 見逃しの空振り
これが気付けの僕のサイン 解ったように
君が初めて笑った


 恋が静かに重なって色彩を変える
 緑が色をまして 僕をそそのかす
 ささやかな願いと淡い期待に
 心を焦がす



季節は熟し 風が予感を連れてくる
居残りの写生の時間 君は一人で
風景を見つめてる


手に取る絵筆に 紅の葉色をつけて
染まるキャンバス 覗くふりして
僕は近寄り 言葉をかける


 恋が静かに動て二人を包む
 花が緑に代わり 桜の実を付けた
 ほのかな思いと届いた奇跡に
 心を開かす


*下書きなので未調整、
ご容赦を。