続西へ〜その6(2012)

少なくとも今日は同行二人、四国遍路ではないにしろ連れありで心丈夫。
ここ天川弁財天にくるには一人ではちと辛い。
当初は一人でバスで訪れようと思ってたのだが、調べたら一日にバスが
AMに1便、PMに1便みたいな感じでとても日帰りできる感じではなかった。
彼の言うようにレンタカーにして良かったさすが旅なれておられる。S氏に感謝!
今頃ドイツで日本で見れる予定のないcirquedusoleilのMichael Jackson 版を
見ていることだろう。



しかし、気になるのが昨年ここを襲った嘗て無い豪雨の爪痕が今も生々しく
道すがら各所に残ってること。木々が倒され土砂に流され痛々しい。


先月のアメリカのハリケーンも記憶に新しい。映像で見ていても凄かったようで
心が痛い。早く元のようになって欲しいと願うしだい。


やはり、自然の脅威には人間は叶わないのだろうか、
また、自然の対して蔑ろにしてきた報い的なものもあるのだろうか、
すべてが人間の起こした環境破壊だけのせいではないにしろ。
長い地球自身の営みの中で起こりうる地球にとっては些細なこともかも
しれない。そんな想いもそこに行ったという時間軸としての現実があって
今と結びついている。単なる旅行の達成感と言えなくはないが。
旅人が目的地に着いた時から一傍観者でなくなったところに
意義があるように思う。


その行為に時間とお金をさいたという事実を正当化しなければならない
ということもありますが。(笑)


さて、ここに来たという目的は達成されました。それが今後の作品に
どのように表れるかは未知数ですが。


17時までに奈良駅に戻らななければならないミッションがあり、帰り道の
多くの史跡をぶっ飛ばして戻る。とり吉野山ぐらいは行けそうかと練るも諦める。
天理辺りで遅い昼食をとる。わずかに予定より早く戻るが早々に着替えて
奈良100年会館の大ホールにてTAさんのコンサートを見る。
場所に相応しく静寂の中に流れる美しい歌声に魅了させる。


そして、早朝の京都からの移動と天川弁財天を廻る一日を終える。
翌日は日の出前に集合ということで。次回その7へ。